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奇跡のお菓子】銚子電鉄「ぬれ煎餅」3種類を食べ比べ!

銚子電鉄のぬれ煎餅
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千葉県のローカル鉄道・銚子電鉄。その存続の危機を何度も救ってきた、伝説のお菓子『ぬれ煎餅』をご存知でしょうか?
今回は、銚子電鉄の売店や通販・一部コンビニなどで買える「ぬれ煎餅」3種類を、実際に食べ比べしてみました!

銚子電鉄とぬれ煎餅の奇跡

銚子電鉄は千葉県銚子市を走る全長6.4kmの小さな私鉄です。
1995年に「ぬれ煎餅」の製造販売を開始し、2006年の経営危機の際には公式サイトで『ぬれ煎餅を買ってください。電車修理代を稼がなくちゃいけないんです』とストレートなお願いを掲載。
この訴えがネットやテレビで大きな話題になり、大量の注文が入り見事に経営を立て直したという“奇跡のぬれ煎餅”として有名になりました。

ちなみに、2023年3月期の銚子電鉄のお菓子部門の売上高は過去最高の5億3,148万円。その約8割がぬれ煎餅によるものです。
鉄道事業は1.2億円の営業損失を出していますが、ぬれ煎餅のおかげで約1億円の利益を確保。
まさに銚子電鉄の「屋台骨」となっている存在です。

今回は応援というよりも、名物お菓子としてシンプルに味わってみるスタンスで食べ比べレビューしていきます!

今回食べた3種類はこれ!

銚子電鉄のぬれ煎餅

銚子電鉄のぬれ煎餅は、駅売店のほか、東京駅のNewDaysや一部コンビニ、通販でも買うことができます。
今回はその中から手に入った3種類を食べ比べ!

  • 青のうす口味
  • 緑の甘口味
  • 赤の濃い口味

それぞれ個性がありそうなので、しっかり味わってレビューします。

まずは「青のうす口味」から

銚子電鉄のぬれ煎餅:青のうす口味

最初に食べるのは「青のうす口味」。
4枚入りで500円、1枚あたり125円です。
スーパーのぬれ煎餅と比べるとやや高めですが、1枚が大きくて食べごたえは十分。
ちなみに、1枚あたり81キロカロリーあります。

パッケージには、おすすめのアレンジレシピも掲載されていました。
マヨネーズに七味、チーズとタバスコ、ツナ缶、目玉焼き…。ぬれ煎餅にそんなトッピング!?と驚きますが、チーズ&タバスコなら手軽にできそうなので、あとで試してみます。

銚子電鉄のぬれ煎餅:パッケージ裏面

袋を開けると、醤油のいい匂いがふわっと広がります。
やっぱりぬれ煎餅といえば、この香り!期待が高まります。

銚子電鉄のぬれ煎餅:青のうす口味

食べてみると、王道のぬれ煎餅。
柔らかい食感で、イメージ通りの味です。
ただ、「うす口味」ということで、醤油の塩辛さは抑えめ。
しっかり醤油の風味は感じられますが、ガツンとくる濃さではありません。

良い意味で、説明の難しい“普通に美味しい”ぬれ煎餅。これぞ王道という印象でした。

続いて「緑の甘口味」を実食

銚子電鉄のぬれ煎餅:緑の甘口味

次に食べるのは「緑の甘口味」。
パッケージには「醤油に甘みを加えて、お子様にも食べやすい優しい味」と書かれています。
1枚あたり91キロカロリーで、うす口味より10キロカロリー多め。甘み分増量なのかもしれません。

袋を開けると、ほんのり甘い香りが広がります。
うす口味は純粋な醤油の匂いでしたが、こちらは確かにやや甘みを感じる匂い。

銚子電鉄のぬれ煎餅:緑の甘口味

さっそくいただきます。
最初は「うす口味よりもさらに薄い味になった?」という印象。甘みはそんなに強くありません。
ただ、後味にほんのりとした甘さが残ります。
醤油の主張が控えめで、辛味も全然ないので、お子様や辛いものが苦手な方にも食べやすい味だと思います。
全体的に、やさしい和風スイーツのような雰囲気でした。

最後は「赤の濃い口味」!

赤の濃い口味

3種類目は「赤の濃い口味」。
これが銚子電鉄の“初代ぬれ煎餅”で、銚子特産醤油の旨味を活かした濃い口タイプです。
1枚あたり86キロカロリーと、先ほどの2種のちょうど中間くらい。

袋を開けた瞬間、辛口醤油のパンチのある香りが漂います。
これは期待できそうです!

銚子電鉄のぬれ煎餅:赤の濃い口味

食べてみると、やっぱり辛口!
しっかり醤油の辛さが効いていて、大人向けの味という感じです。
子どもにはちょっとハードルが高いかもしれませんが、濃い味好きの方には嬉しいタイプ。
食感も他のぬれ煎餅より少し固め。しなっとしてるというよりも、割と煎餅らしい噛みごたえがあります。
もちろん、普通の固い煎餅と比べればかなり柔らかいですが、3種類の中では一番しっかり食感がありました。

アレンジ!スライスチーズ&タバスコを試してみた

銚子電鉄のぬれ煎餅:アレンジレシピ

せっかくなので、パッケージ裏面で紹介されていた「スライスチーズ+タバスコ」のアレンジも試してみました。
見た目は正直…全然期待できない感じですが(笑)、オーブンでチーズを軽くとろけさせていざ実食!

……あ、美味しい!想像以上にピザっぽい味わいです。
全く期待していなかったのに、まさかの美味しさにびっくり。
チーズとタバスコしか乗っていないシンプルなアレンジですが、これは“あり”です!

銚子電鉄のぬれ煎餅:アレンジレシピ:チーズ&タバスコ

今回はクラフトのとろけるチーズを使用。ぬれ煎餅のしっとり感と、とろけるチーズが意外と合います。
飽きてきた時やおつまみに、こういった食べ方はアリだと感じました。

さらに、3種類それぞれでアレンジすると、微妙に違った味や食感が楽しめておもしろかったです。

まとめ:私のお気に入りと、おすすめの食べ方

3種類すべて食べてみて、一番気に入ったのは「青のうす口味」。
ぬれ煎餅らしいふにゃふにゃ感と、しっかりした醤油の風味がバランス良く感じられました。
説明によると“醤油の辛さを抑えた”とのことですが、これがむしろ食べやすくて良かったです。

「緑の甘口味」は、うす口味よりも少し甘みがプラスされた感じ。
どちらも食べやすくて、好みで選んで良いと思います。

「赤の濃い口味」は、ガツンと辛口の大人向け。
個人的には、辛さが煎餅の美味しさにプラスになってるかは少し微妙でしたが、こういう味が好きな人には“これぞ銚子電鉄のぬれ煎餅!”という王道感があります。

アレンジを試すなら、やっぱりうす口味がおすすめ。
ピザ風やおつまみ感覚で楽しめますし、食感の違いも面白いです。

銚子電鉄のぬれ煎餅は、ローカル鉄道を支えるだけでなく、お菓子としても十分主役になれる存在でした!
気になった方は、通販や売店、都内だと一部コンビニなどでも手に入るので、ぜひ一度食べ比べしてみてください。

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