ミスタードーナツと京都の老舗お茶メーカー「祇園辻利」がコラボした期間限定ドーナツが話題になっていますね!2025年3月26日から5月下旬まで販売される第1弾として、なんと5種類ものドーナツが登場しました。しかも4月23日からは第2弾も控えているということで、これは第1弾を全種類制覇しておかなければ!ということで、早速全5種類をテイクアウトして食べ比べてみました。祇園辻利は1860年創業で160年以上の歴史を誇る名店だけに、期待も高まります!

祇園辻利ってどんなお店?京都・宇治発祥の老舗メーカー
まず簡単に祇園辻利について説明しておきますね。祇園辻利は京都・宇治発祥の老舗お茶メーカーで、なんと1860年創業!160年以上の歴史を持つ名店なんです。宇治茶の品質と伝統を守り続けてきた老舗だけに、今回のコラボドーナツにも期待が高まります。
ミスドとの異色コラボがどんな味わいを生み出すのか、さっそく一つずつ試していきましょう!
「宇治抹茶づくし」:見た目も華やか!抹茶わらび餅の贅沢ドーナツ
最初に食べるのは、5種類の中で一番華やかな見た目の「宇治抹茶づくし」です!ドーナツの穴が抹茶わらび餅で埋まっているという、見た目からして特別感満載の一品ですね。

ドーナツ表面には抹茶パウダー、間には抹茶ホイップ、そしてドーナツの生地にも抹茶が練り込まれているという、まさに名前通りの「抹茶づくし」構成!これでもかというほど抹茶要素が詰め込まれています。
ただし、真っ二つに切って断面を確認しようとしたところ、これが予想以上に難しい…!ドーナツがボロボロ崩れるし、わらび餅が伸びるので綺麗に切れません。もしかすると私の切り方が下手なだけかもしれませんが、ちょっとボロボロになってしまいました。でも味に影響はないはずなので、気にせず試食していきます!

一口食べてみると…意外とあっさりしています!もっと濃厚な抹茶味や、甘ったるいクリームを想像していたのですが、いい意味で期待を裏切られました。抹茶の味はほんのりと上品で、主張しすぎないように調整されている感じがします。
匂いについては、特に強い抹茶の香りはしませんね。ほぼドーナツ生地の匂いがメインで、抹茶の香りはほとんど感じられません。でも口の中に入れると、確かに抹茶の風味は感じられます。
ドーナツ部分もかなり軽くてサクッとした食感で、ホイップもあっさりしているので、本当にバクバクいけちゃいます!2、3個は余裕で食べられそうな軽さで、油っこさが全くないのが素晴らしいですね。
「宇治抹茶 栗あずき」:2種類の餡が織りなす和の調和
次は「宇治抹茶 栗あずき」です。ドーナツ生地は先ほどのと同じような感じですが、こちらは表面が宇治抹茶チョコでコーティングされていて、栗甘露煮入り栗あんと小豆あんの2種類の餡がサンドされています。


2種類の餡が入っているということで、ちょっと味の想像がつきませんね。こちらは先ほどと違って、うまく真っ二つに切ることができました!断面を見ると、黒いのが小豆あん、緑色のが栗甘露煮入り栗あんだと思われます。

食べてみると、こちらもサクッとしたタイプの生地で、先ほどのドーナツと同じ食感です。でも今度はあんこの味がガツンと来ます!それに抹茶の風味も、先ほどのドーナツより強く感じられますね。あんこと抹茶が混ざって、とてもいい感じの風味を作り出しています。
栗の味もしっかりと感じられて、栗きんとんを思わせるような味わいです。ただし、あんこが多い分、ちょっと重たく感じるかもしれません。あんこがお腹にどしっと来るので、そこは好みが分かれそうですね。
「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」:定番もちもち食感の抹茶バージョン
3つ目は「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」です。これは前の2つのようなサクサク系ではなく、いつものもっちりとしたポン・デ・リングの抹茶バージョンですね!

生地に抹茶を練り込んであるようで、表面は抹茶チョコでコーティングされています。ポン・デ・リングなら、切って断面を見るのも楽々ですね。崩れる要素もないので安心です。
断面は抹茶生地なのが分かる以外は、普通のポン・デ・リングと変わりありません。特に匂いもないかな?

食感も普通のポン・デ・リングそのもので、もちもちしていて美味しいです!口に入れた瞬間は抹茶風味は薄いのですが、後の方から抹茶の味がやってきます。美味しいのですが、やっぱり「ポン・デ・リングだなぁ」という感じですね。
抹茶風味のポン・デ・リングということで、イメージ通りっちゃイメージ通りの味わいです。抹茶の味はほんのりと控えめです。
「ポン・デ・宇治抹茶 黒糖わらびもち」:表現に困る絶妙な美味しさ
4つ目は「ポン・デ・宇治抹茶 黒糖わらびもち」です。もうすでにクリームがはみ出していて、うまく切れるか心配でしたが、意外に綺麗に切ることができました!


一つ前のポン・デ・リング同様、宇治抹茶が練り込まれた生地に、緑色の抹茶ホイップと黒い黒糖わらび餅がサンドされています。最初に食べた「宇治抹茶づくし」は抹茶わらび餅でしたが、これは黒糖わらび餅という違いがあるんですね。

匂いはほぼきな粉の香りがします。ドーナツの表面にきな粉シュガーがかかっているので、その匂いが強いんですね。
食べてみると、ねっとりとしたわらび餅の味と、あっさりした抹茶ホイップが合わさって、いい具合に調和しています。とても美味しいのですが、表現に困る独特な味をしていますね!

抹茶っぽさは薄いのですが、さっきのポン・デ・リングよりもずっと好きです。抹茶よりも黒糖わらび餅と抹茶ホイップがメインという感じで、きな粉は匂いだけといった印象でした。
「ポン・デ・ザク宇治抹茶 きなこ」:見た目でわかる、食べてる間ボロボロこぼすやつ
最後は「ポン・デ・ザク宇治抹茶 きなこ」です。見た瞬間に「あ、これは食べてる間ボロボロこぼすやつだ」と分かりますね!


表面のはきな粉クランチです。クランチで見えなくなっていますが、その下は「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」同様に宇治抹茶チョコがコーティングされています。つまり「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」にきな粉クランチをまぶしたものがこれ、ということになりそうですね。
匂いはきな粉の匂いがものすごく強いです!
食べてみると、匂いだけでなく味もモロにきな粉です。ポン・デ・リングにきな粉を乗せたという感じで、もちもち食感も相まって、きな粉餅を食べている気分になってきます。

これだけちょっと毛色が違うかもしれませんね。抹茶を期待して食べると「違うじゃん」となりますが、きな粉がメインだと分かって買えば期待を超えてくる美味しさです!
まとめ:上品な抹茶風味とクオリティの高さに満足
5種類全部食べてみた感想ですが、どれも抹茶の風味はほんのりと控えめでした。抹茶味をガツンと押し出すわけではなく、上品にまとめている印象ですね。これは祇園辻利の老舗としての品格が現れているのかもしれません。
美味しさの面では、どれもクオリティが高くてハズレなしだと思います!その中でも特に気に入ったのは「宇治抹茶づくし」でした。ドーナツがすごく軽くて美味しくて、ミスドでこういう感じのドーナツは初めて食べた気がします。もしかしたらオールドファッション系なのかもしれませんが、何年もオールドファッションは食べていないので定かではありませんが…。

ポン・デ・リング系は3種類ありましたが、「ポン・デ・ザク宇治抹茶 きなこ」と「ポン・デ・宇治抹茶 黒糖わらびもち」が限定メニューっぽい特別感を楽しめると思います。「ポン・デ・ダブル宇治抹茶」は割と普通のポン・デ・リングなので、特別感は薄いかもしれませんね。
4月23日からは第2弾も予定されているということなので、それも楽しみです!祇園辻利とミスドのコラボがどんな新しい味わいを生み出すのか、今から期待が高まります。
皆さんもぜひ、第1弾が終わってしまう前に全種類制覇してみてくださいね!